自動調理器への微妙な気持ち
我が家で使っている自動調理器である
食洗機同様、自動調理器もどこか
ビミョ〜な気分になる。
意見が分かれると思うけど
私には、感動するほど素晴らしいものには
あまり思えない。
多分、自分が割と料理好きのせいだろうと思うのだけれども。
「食材を切って、入れてボタンを押すだけ。」
ていうのが売りらしいけど
それって鍋とそんなに変わらなくない?
「OH!ブラボー!」みたいな声を聞くけども
そこまで手間が省けるほどのものとは思えない。
ただその場にいなくてもいいという利点があるだけで。
鍋の場合でも食膳を用意しているだけで
鍋を火にかけっぱなしにすれば
なんとなく料理は出来上がるものだ。
今はガス台にも自動タイマーが付いていることが多いので
昔ほど火のかけっぱなしを懸念することもない。
(もちろん電気ほど安心はできないけれど)
で
ありかなしかと聞かれればやっぱりアリの方がいいと思う。
両方の手段をとることができるということ自体が便利なので。
しかし食洗機と違って、緊急性が高いとさほど思わない。
というのも、食洗機と違って食事をインスタントにとるには
この世には結構便利なものが、もうすでにいろいろ出そろっているからだ。
( 私は家族の病気の症状に合わせて作るため
インスタントは基本として使わないのだけれども。)
そういう事情でもない限り、そこまで必要なものとも思えない。
しかしやっぱりあること自体を選ぶことができるのが
便利という意味でやはりあったほうがいいような気がする。
「結局煮物でしょ。」と母は言ったが全くその通りで
自動調理器というくらいなら、ほぼ何でも作れるようであって欲しい。
炒め物でも揚げ物でもパンとか、
しかし結局作れる料理は、やはり煮物くらいで、要するに炊飯器なのである。
それなら炊飯器で良いじゃないかという気が、またしなくもないでもない。
そして料理が作れるカタログがついてくるのだけれども
そんなにたくさんの料理数がのっているわけでもないので
そればかり作るというわけにはいかない。
私は割と料理好きなのでいや、これは私の作ったほうが
おいしいとか思うようになると鍋にまた取り出して
作り直すという便利なのか不便なのかわからないような状態になって、またビミョ〜な気分になる。
しかしそこにいなくても良いという手軽さ
味がいつも決まるというラクさ
なんといっても調理するときに
フライパンや菜箸やら皿やらと
いちいち使わなくても良い上に
それらを洗う手間がないために
やはりあった方がより便利だと思われる。