食洗機への微妙な気持ち

 

 

 最近は、食洗機は割と普及しているようだ。

 

そして、便利家電に対する賛否両論が

いろんなところで吹き荒れているようだ。

 

 ありか、なしかと聞かれると、気分はビミョ〜。

やっぱり、どっちが良いかと言われると、それはありの方がいいな。

 

というのも、手洗いと食洗機、両方とも選ぶ選択肢が

そこにあるということ自体が便利だから。

 

 食洗機とか、例えばお客さんが来た時とか、シンクに皿が

あるのはやはり目につかないように、ささっと食洗機の中に入れて

しまったりすることもできるし、食洗機にすれば手で洗うよりも

 

 

水も時間も使わずに済むという点はやはり優れている。

 

しかしこれがどうしてもなければならないかと言われると

それはそれでどうだろうという感じの程度でしかなかったりする。

私には。

 

トイレに行って手を洗うたんびに、ついでに皿を1枚洗って

いるうちに

なんとなく、なくなるものである。

 

 

ただ、食器が自然に乾くのには非常に時間が

かかるのでその辺乾燥機というものはあったほうがいいし、

昔は割と家の中に普及していたものだった。

 

 

しかし食洗機が必要かと言われると私には少し。ビミョ〜な気分になる。

というのも

①お皿を出し入れするのに意外と時間がかかる

 

②家族全員分、入れようと思うとちょっとぎゅうぎゅうになって

無理があることが多い。

 

③ある程度の汚れは手で洗って落としておかないといけないから

      果たしてこれは本当に便利だろうかと思う。

 

 

 

 しかし食洗機の真の問題はそこにあるのではない。

 

これを使うかどうかを家族が認めるかどうか。

実にバカバカしい問題なのだけれどもこの問題はけっこうバカに

できない。

 

   というよりもむしろ最大の問題かもしれない。

私の母などは、前の世代にありがちな機械を使って自分がサボっているみたいな風に見られることがただ嫌なだけという本当にくだらない理由で使いたがらない。

だが、家族にそういう態度をとる人がいると、無視できないものだ。

 

自分の方が上の立場だという、くだらないプライドをアピールするのは

職場でも家庭でもどこにであり、嫌という程見て来たし、関わりたくもない。

 

しかもこういう食洗機などを入れようという時にそういう人が

台所にいると非常にやりづらくなる。

 

この手のくだらない問題はどうしても前々からあるけれど

上の世代の人たちほどそうなのだけど、

こういう人たちこそ

どんどん体が動かなくなっていくのだから

何でも自動にやることを考えないとそのうち間に合わなくなるような気がする。

 

 そう思って私は食洗機を買ったのだけれども

母は頑として使おうとしない。

にもかかわらず前の家では使っていたのだが。

(私はその頃台所で作業してなかった)

 

 

自分が皿洗いや、つまり家事をサボっていると見られたくないばかりに

こういうものを使いたがらないのである。

(反対されているわけではないので、私は私で使ってるが)

 

食洗機の最大の問題は、このように食洗機とは何の関係もない

ところにあったりする。